平山旅館

平山真希子さんの宿|長崎県壱岐市・湯ノ本温泉

湯ノ本温泉は、壱岐島の北西岸にある島唯一の温泉。三韓征伐の際に神功皇后が帰途、息子の応神天皇の産湯に使わせたという伝承をもち、子宝の湯としても知られる“奥壱岐の千年湯”だ。その湯ノ本温泉を代表する1955年創業の老舗が平山旅館。鉄分を含んだ赤い「塩湯」を源泉かけ流しで楽しめる。

なんといってもここの名物は「壱岐のパワースポット」と呼ばれる女将の平山宏美さん。明るい笑顔と話術で訪れた人を喜ばせてくれ、著名人のファンが多数いるというのも納得。今ではすっかり島になじんだ若女将の真希子さんとの掛け合いも楽しい。

昼はその日に獲れた魚で作る「島茶漬け」が美味。JAL国際線に採用されたこともあり、日帰り入浴とのセットでも提供。夕食は釣り上手な料理長が自ら獲り集めた地の食材を活かした海鮮会席料理。朝食は女将が栽培するさまざまな野菜のサラダとずっしりと重い壱州豆腐に、思わず歓声。

リピーターが多いというのもうなずける、何度でも訪れたい宿だ。 

(池田美樹)

◆トップの画像は・・・島茶漬け。「壱岐もの屋」(ikimonoya.com)で通販も可能

 

平山旅館
住所 長崎県壱岐市勝本町立石西触77
TEL 0920-43-0016
URL http://www.iki.co.jp/