ランプの宿 高峰温泉(たかみねおんせん)

後藤英男さんの宿|長野県小諸市・高峰温泉

東京から北陸新幹線で約70分。佐久平駅からJRバスで1時間余、標高2000mの高峰高原に降り立てば、ひんやりした高原の風と一軒宿「ランプの宿 高峰温泉」が迎える。

目当ては「雲上の野天風呂」。その前に、まず内湯だ。
源泉温度は35.6℃、pH7.0、成分総計2022mg/kgの含硫黄-カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉(硫化水素型)。33℃の源泉浴槽とシャンプー使用禁止の案内に、この宿がモットーとしている自然へのリスペクトを感じる。

18時前、やっと「雲上の野天風呂」が空いた。湯に浸かり、赤く染まった信州の山並みに気づいた。日の入り時刻という幸運! 朝の雲海も期待できそうだ。夕飯の軍鶏鍋も、自然と箸が進んだ。

翌朝、期待通りの雲海!朝食後に一番乗りで、「やった~、雲海独占!」。朝日が雲の白いベールを少しずつはがして、小諸の街が姿を見せ始めていく様子も美しい! 湯の香と共に、自然に生かされていると感じられる瞬間こそ、高峰温泉の真髄だ。 

(望月崇史)

◆トップの画像は・・・「標高2000m 雲上の野天風呂」
 

ランプの宿 高峰温泉(たかみねおんせん)
住所 長野県小諸市高峰高原
TEL 0267-25-2000
URL https://www.takamine.co.jp/