一里野（いちりの）高原ホテル ろあん

山﨑太一朗さんの宿｜石川県白山市・一里野温泉

昨年の12月初めに、東西合同忘年例会のオプションで、北陸自動車道小松ICや小松空港から車で約1時間の白山山麓・一里野温泉にある「一里野高原ホテル ろあん」を初めて訪れた。築100年の古民家を移設した宿で、1977年10月17日の創業。現在は3代目の若社長・山崎太一朗氏が経営している。ホテルのすぐ前には一里野高原スキー場があり、冬場はスキーと温泉が楽しめる絶好の立地である。

夜は、囲炉裏を囲んでの田舎料理。地産地消で、田舎の素材をふんだんに織り込み、魚、肉（鹿、猪、豚、牛）と野菜とのバランスが良い。源泉かけ流しで、4本の源泉（97℃、70℃、52・1℃など）を引き込んでいる。露天風呂で山林を眺めながらの温泉は、湯煙とともに心をリフレッシュさせてくれる。

また、さらに奥まった山上にある秘湯の宿「岩間温泉・山﨑旅館」（6月中旬～11月下旬の営業）はこの宿のルーツで、「日本秘湯を守る会」の会員宿でもある。一里野温泉の湯もここから引いている。　

（堀内義章）

◆トップの画像は・・・白山の下、森に囲まれた自然一杯の湯けむりの露天風呂