毎年11月に世界花火大会が韓国の釜山(広安里=クァンアンリ=の沖合)で開催される。ネットであらゆるコネクションを検索したが個人旅行は無理であったため、ツアーに申し込んだ。
花火は夏空を彩るのものだと思っていたが花火大会は年中世界の空で舞っていた。日本の中でも年間約700カ所で開催されている。世界の7か国から選び抜かれた国が代表して競う。もちろん我が日本も参加をしている。生憎、気象予報どおりの前日からの雨、それも土砂降りである。ツアーの5人は早々に不参加を決めた。打ち上げ開始時間は「19時」からである。やっと18時ごろに雨も上がり開催が確定した。情報によると普通10分もかからないところを1時間以上かかるとの事である。ホテルの前を流しているタクシ―を捕まえたのが18時40分、会場となっているビーチ手前の広安大橋へと急いだが、途中から先は通行止めである。兎に角、人の流れに付いていったがいきなり「ドドッドーン」と凄い音が聞こえる。やっと海岸に辿り着いたが見えるのは人、人、人。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
<花火ひとことメモ>
花火の中で菊と牡丹は区別できますか?
星と言われる火の玉が尾を引いて上がる花火が菊。尾を引かないのが牡丹です。これだけ知っていると花火へ行くのがより楽しみになります。
「スターマイン」。
良く耳にする名前ですが花火の名前ではなく打ち上げる方法です。
連続の打ち上げや、複数の花火を一斉に打ち上げるのがスターマインです。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
迫力満点の世界の花火はその打ち上げる間隔が違う。しかし音声が悪いのかアナウンスは全く私には理解できない。冷たい砂浜での撮影で三脚は女房の杖代わり、5㎏の機材は腕にズシリとくる。今年で7回目の世界花火大会は広安大橋を背景に、長さ1キロの巨大な花火をはじめ、華麗な花火ショーが秋の夜空を彩った。耳に聞き覚えのある♫ 兎追いしかの山 小フナ釣りしかの川 ♫ 夜空に聞き覚えのある日本の故郷に心を奪われたひととき。