第41回「日本旅のペンクラブ賞」候補決定! 投票開始

12月4日(金)、第41回「日本旅のペンクラブ賞」の第一次選考会が開催されました。今年寄せられたのは19候補。コロナ禍を反映した活動や団体について多く寄せられました。

選考の結果、「該当なし」を含めた4候補を選出。以下に推薦理由とともに掲示しますので、会員・会友の皆様は投票をお願いします。投票の結果を受け、3月5日(金)に開かれる第二次選考会にて、本年の旅ペン賞が決定されます。選考会への会員の参加は自由です。

投票は「月報旅びと」に同封のハガキでお願いします。以下の4候補から2ヵ所まで投票できます。3ヵ所以上○を付けると投票自体が無効になりますのでご注意ください。投票ハガキにはメ切が1月3日となっておりますが、2月28日 (日) 必着に訂正いたします。

※投票重複を防ぐため、今回はネットのアンケートフォームは使用しません。

◆第41回「日本旅のペンクラブ賞」候補

■種プロジェクト(全国)
コロナ禍で窮地に陥っている宿泊施設へ宿泊料金を前払いして支援する旅館サポーター制度。
12月9日現在サポーター数は延べ4540人、サポート総額は1億3927万円にのぼる。
この非常事態に各旅館にとっては金銭的にも心理的にも助けになっているであろうし、旅する側としても〈泊まって助けようにも助けられないもどかしさ〉を解消してくれる。
旅館と旅びととの絆を深める取り組みである。

■おうちソクたび (全国)
実際に旅したら出会うであろう特産品が届き、家に居ながら旅先に訪れたような気分になれるオンライン旅行サービス。
旅先は地名ではなく、「ほっこり里山旅気分」「のんべえ秘湯旅気分」など気分で選ぶため、どこの特産品が届くか分からず、知らない場所に出会える。
同封の「旅のしおり」には旅のモデルプランや情報が満載。旅先の住人、生産者とつながるライブ配信も開催している。

■洋野エモーション(岩手)
JR八戸線の観光レストラン列車「TOHOKU EMOTION」。
この人気を草の根で支えているのが、沿線の洋野町の有志が行うおもてなし活動。
列車の走る時間に線路沿いに有志が集まり、思いっきり笑顔で大漁旗を振るというもので、横浜から震災応援隊として入った1人の女性が始めた。
大漁旗を振って手を振り返す、非接触のコミュニケーションながら、乗客は不思議と温かい気持ちになり感極まる。

■旅ペン賞該当なし(コロナ禍で頑張る観光関係者の皆様)
コロナ禍で頑張っているのは皆さん同じ。
ある特定の地方や団体に旅ペン賞を贈呈するのではなく、今年は皆様に贈るのがふさわしいのではないか、という意見があり、そういう意味で「該当なし」という選択肢を入れる。

ほかにも首里城が候補に挙がったが、推薦した会員から再建のプロジェクトが進んだ来年以降に改めてノミネートしたいとの申し出があり、今年度の候補からは外した。

●TOPの画像は、第40回日本旅のペンクラブ賞の「むらかみ町屋再生プロジェクト」(新潟県村上市)です。